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日本映画誕生の地    [製作日誌]

2013年7月に京都に出掛けることがあって、せっかくだからと寄り道に選んだのが「真如堂」の「虫払い会」でした。
まさか、その場所が日本で初めて映画が撮影された場所とは知りませんでした。

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京都の画像はスマホで撮ったものなので、あまり良い写真がないことはご容赦ください。
なにしろメインは動画の撮影なので、ついつい写真を撮るのを忘れてしまいます。

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今年は暖かいので紅葉がまだまだきれいてした。
「真如堂」は正式には「鈴聲山真正極楽寺」というそうです。
立派な本堂があります。大きな大きな総刺繍の「大観経曼荼羅」が特別公開されていたので、運よく拝見することができました。感謝!

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小さな写真で少し分かりにくいのですが、中央の石碑が「映画誕生の碑」です。
前日に「おもちゃ映画ミュージアム」で見せて頂いた撮影用のカメラに形がそっくりです。最初に訪れた時は、当時のカメラの形を知らなかったので、映写機みたい・・・と思いました。
初期には撮影機兼映写機という時代もあって、箱型をしているのです。撮影済みのフィルムを再度セットして重ねて撮影するということもあったそうです。
この庭で歌舞伎を撮ったそうです。カメラは据え置きで舞台のように人が動いたのでしょうね。

京都のお寺さんですから四季を楽しむこともできますが、「涅槃の庭」というお庭も有名です。
ガンジス川支流の沙羅の林のお釈迦さまの入寂を現しているそうです。

映画誕生の碑のアップは以前のブログで見られます ↓
http://harunoumi.blog.so-net.ne.jp/2013-08-01
お庭の様子はこちらで ↓
http://harunoumi.blog.so-net.ne.jp/2013-07-31

ロケから戻って2日続けて朝から出かけ、その合間に雑用を片付けていたので、今朝は自分のからだが疲れているなぁ~と思いました。ゆるゆるとヨーガをして、枯れた「風知草」 「キバナツキヌキホトトギス」 「キイジョウロウホトトギス」を切りました。

おもちゃ映画ミュージアム    [製作日誌]

「おもちゃ映画ミュージアム」のおもちゃ映写機を初めて見たのは、2014年8月「鎌倉市川喜多映画記念館」に撮影に出掛けた時でした。
夏休み中の「子供向けワークショップ」があるというので撮影に出掛けた時、子供たちに触って貰いたいと、その時は準備中の「おもちゃ映画ミュージアム」から貸してもらった映写機でした。

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子供たちがハンドルを手回しして喜んでいたアメリカ製ブリキの「キーストン映写機」
フィルムは輪になっていて、グルグル回って絵が動きます。

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「おもちゃ映画ミュージアム」は、2015年5月に京都の町屋を改修してスタートしました。

今回は12月4日に「映画の日」記念講演会 『映画の渡来、120年目の真相~日本の映画発祥の地は京都でなく、大阪だった~』 が催されるというので、急遽、撮影に出掛けることにしました。

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「おもちゃ映画ミュージアム」には、日本製、アメリカ製、ドイツ製などのおもちゃ映写機や幻灯機、撮影機等が所狭しと置かれています。

映画好き、アニメ好き、カメラ好き、機械好き、という方には楽しくてたまらない場所だと思います。
正面奥に置かれているのが日本製のおもちゃ映写機。人気役者の写っているフィルムが高値で売買された時代に、そのフィルムを見るためにおまけのような形で販売されていた映写機だそうです。

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この棚に並んでいるのは主にドイツ製のおもちゃ映写機。
煙突は蝋燭や電球などの排熱のためのもの。
でもなかなかしっかりした作りで、映写機の仕組みとしては完成していたと言えるでしょう。

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こちらはアメリカ製のおもちゃ映写機。
以前撮影をさせていただいた「本郷中央教会」の倉庫で眠っていた映写機に似ているような気がしてなりません。アメリカでも教会で映画を上映していたらしいので、映写機もアメリカから持ち込んだのでしょうか? 調べる価値がありそうです。

おもちゃの映写機ではシャッターが外に着いているものもあって、映写機の仕組みがよく分かると思いました。
「映写機にはシャッターが付いていて一瞬黒を見ているのです。だから絵が見えるのです」と説明しても、なるほどとなかなか思えないと思います。映写機の仕組みと人間の目との関係がよく分かって、これは良いなぁ~と思いながら撮影をしました。

「おもちゃ映画ミュージアム」のサイトはこちら↓
http://toyfilm-museum.jp/
京都へお出かけの際にはぜひお立ち寄りください。
休館日もありますし、詳しい説明を聞きたい時は事前に予約されて行かれると良いと思います。

今日はいつもの水曜ヨーガの日。その後浦和に移動して久しぶりに「埼玉映画文化協会」主催の上映会で 『あなた、その川を渡らないで』 を見ました。
韓国のドキュメンタリーとして話題になった作品ですが、埼玉では初上映だと思います。98歳の夫と89歳の妻。結婚76年目の二人は本当に仲良し。高齢になって体調を崩したり、膝を痛めたり、お互いに支え合いながら暮らしていますが、悲しい別れがやってきます・・・。
前世というのがあるのなら、前世でもご夫婦だったのではないかと思えるほど仲が良く、お互いを大切に思う心が溢れているお二人でした。

パンフレット入稿!    [製作日誌]

『姫と王子たち 0歳から100歳まで』の上映が迫っていて、パンフレットの完成を目指しています。
昨日の夕方に最終校正が出て、今日の正午が校正締切でした。
どんなに遅くても今日の夕方までに入稿しないと間に合わないという綱渡りです。

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若い人ならパソコン上で校正作業もしてしまうのでしょうが、私にはそれができないので、届いたカラーのデータをモノクロA4サイズに印刷して赤を入れました。

一度きちんと校正しているのですが、やはり見落としがありました。原稿が差し替えになった部分も数カ所あって、それはそれで校正が必要でした。
昨日夕方にデータが届いて、夜作業をして、朝起きて再度見直して、気になる点を直接電話で問い合わせて・・・と慌ただしく作業をしました。

校正の赤が入ったページをスキャンして、データを編集担当者に送って、直しのデータが届いて・・・のやり取りが続き、無事に入稿しました! よかった!

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すでにポスターは完成しています。
最初にジャングルジムで集合写真を撮りたいなぁ~と思ったのですが、子供たちの体調、天候、光線の加減、そして、それぞれのお子さんがたんの吸引などが必要なので、一人一人を撮影して、親子写真を撮って・コラージュする?と考えていました。

お天気も、皆さんの体調も、いろいろラッキーなことが重なって、この集合写真が撮れました。
そういう意味では奇跡の写真だ!と私は思っているのです。
長い影が昨年の冬の撮影だったことを思い出させてくれます。

ということで、今日はというか昨日からバタバタと過ごしていました。
今日もとても寒い1日でした。

『旅する映写機』が記事に!    [製作日誌]

2013年に完成したドキュメンタリー映画『旅する映写機』のことを、久しぶりに朝日新聞徳島版「シネマ 四国巡り③」で取り上げていただきました。
高知県安田町にある「大心劇場」では、幻と言われる “流し込み上映” が今でもされています。
その記事と一緒に販売中のDVDもご紹介いただきました。

907  20160914徳島版.jpg

デジタル化が進み主人公の少年以外は全部CGという映画が作られるようになった今、フィルム上映と言われてもイメージしにくいと思いますが、通常のフィルム上映の場合は2台の映写機で交互に映写しています。
同世代の方なら、スクリーンの右端にチラチラした “チェンジマーク” を知っているとか、何だろうと気になっていたという方もおられると思います。

流し込み上映は、お寺や校庭など野外上映が催されていた頃、2台の映写機を運ぶことが大変だったり、映写機が2台ない場合、フィルムが終わりそうになると前のフィルムのお尻と次のフィルムの頭を仮留めして映写機に流し込んでしまう方法です。
一瞬にしてフィルムを正しく貼る必要があり、流し込むタイミングも難しく、流れてきたフィルムを受けるのも一人で行う神業になのです。
父親譲りのその技を受け継いでいる「大心劇場」の小松秀吉さん。山の中にポツンとある映画館を維持するために、手描きの看板作り、映写、もぎり、掃除まで全部こなして、不定期ながらも今もフィルム上映を続けています。

今、「大心劇場」で使われている映写機は、高知県土佐山田町(現・香美町)の「山田東映」が閉館した時に譲り受けたもの。
「山田東映」のあった場所は居酒屋さんになっていて、店頭にもう1台の映写機が今でも飾られています。展示されている映写機を撮影させていただいて、館主だった山岡和沖さんのインタビューも撮影したのですが本編に入られませんでした。
作品が完成した時にお手紙を差し上げているのですが、ずっとそのことが気になっていました。今回、山岡さんの「もう1台が大心劇場で頑張っていると思うと、うれしいね」という、撮影した時にもおっしゃっていたコメントが掲載されていて、とても嬉しく思いました。
昔、映画館があったことを知らずに来店したお客さんに「なんで、映写機があるの?と聞かれると映画の話ができるのも楽しいんですよ」とも山岡さんはおっしゃっていました。
お二人の笑顔が浮かんでくる嬉しい記事に感謝!

『旅する映写機』の公式サイトはこちら↓ 
http://www.eishaki.com/
パンフレットは映写機の解説本のようになっています。
映写機好きの方は、どうぞお買い求めください。

『姫と王子たち』の原版が完成しました!    [製作日誌]

2014年12月に打ち合わせをしてから1年6ヵ月。
当初の予定では2月末完成だったのですが、やっと7月1日に完成しました!
年末年始は2月末完成を目指して、朝方まで作業をしていたことを思い出します。

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上映用ブルーレイの盤面データです。1時間45分の作品になりました。
上映素材が完成したので、次は上映して貰える劇場捜し、試写会をどうするか・・・という段階に入ります。チラシは写真を1枚差し替えれば完成の段階に入っているので、3日のスチール撮影が終われば、こちらは印刷に入れると思います。

『姫と王子たち 0歳から100歳まで』 は、以前なら助けることのできなかった命を助けて貰った子供たちが登場します。人工呼吸器を付けたまま退院した赤ちゃん、気管切開をしていても元気に走り回る女の子、450グラムで誕生した男の子。そのパワーは素晴らしい!
当初の打ち合わせでは、そういうお子さんたちの医療と福祉と教育が繋がっていないことを訴える社会派ドキュメンタリー映画を作りたいという相談でした。
でも、実際に撮影を始めると、NICU (小児集中治療室) の撮影はできず、在宅医も、訪問看護師も、変化の激しいお子さんを診ているので1度しか撮影できませんでした。NICUや訪問診療の様子をたくさん撮ることができたら、もっと違う作品になっていたと思います。

ドキュメンタリーは 「撮ってもいいよ!」 と対象者が言ってくださらない限り撮れないし、それでもいろいろご負担を掛けると思っています。
「いつものようにしていてください」 と言っても、そうはいかないのが事実です。
まずは子供たちに会おうと小児デイケアに出掛けて撮影を開始したのが昨年の6月。いつものように芋づる式に次の撮影を考え、お願いして撮る、という形で半年間、医療依存度の高いお子さんたちを撮影しました。そして、成長しグループホームで暮らし、仕事をして、自立生活をしている24歳の女性と28歳の男性も撮影しました。

編集をしながら、思わず笑顔になっている自分に気付くことが何度もありました。
本当に愛らしい子供たちと大人たちなのです。彼らに元気を貰えたので、お母さんたちの頑張りと豊かさを肌で感じたので、何とか完成に辿り着けたのだと思っています。
ご協力くださった皆さんに、心より感謝申し上げます。

ロゴも完成して・・・    [製作日誌]

ナレーションの原稿も、テロップの原稿も、クレジットの原稿も完成させて最終校正に出しました。あとは返事がなくとも強行突破です[わーい(嬉しい顔)]
元々のスケジュールでは今日からスタジオでの本編集でした。

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今回の作品 『姫と王子たち-医療的ケアの子供たち』 のロゴです。
いつも紙媒体のデザインをお願いしている石原雅彦さんと打ち合わせをした時に 「普通の活字では面白くないから書ける人いないの?」 ということになりました。
2・3歳では文字を書くのは無理だし・・・と考えて、ひらめいたのが24歳の明日香さんでした。
腕の力が弱いので筆ペンで (文字を見ながら) 写すことはできるというお母さんのお返事でトライして頂きました。〇の形は、彼女が良く描く音符を加工したもの。
「子」 という文字が一番難しくて苦労していたそうです。
お陰さまで楽しいロゴが完成しました!

メインで撮影をしたのは世田谷区にある 「チャイルドデイケア」
多くの方が 「デイケア」 はご存知だと思いますが、高齢の方向けではなく未就学の幼いお子さん向けの 「デイケア」 です。
気管切開をしていたり、胃瘻だったり・・・と説明を聞いた時と、いざ撮影をスタートした時では随分イメージが違いました。言葉では 「動ける」 と聞いていても、ブランコやジャングルジム、滑り台などで元気に遊ぶ姿はなかなか想像できませんでした。片や、たんの吸引が欠かせなかったりするのです。
450グラムで誕生したという言葉には、思わず 「450グラム?」 と繰り返してしまったり・・・。
一昨年の12月に打ち合わせをした時に構想したものとは、実際に撮影できなかったことが多く、随分違う作品になってしまったと感じています。でも、いつもの撮影をしながら芋づる式に次の撮影を決めていく・・・という私なりのやり方で進めてきました。

障碍を持つお子さんを育てることは、当事者でなくては分からない苦労がたくさんあると思いますが、撮影をOKしてくださったお母さん・お父さんたちは本当に良い顔をされていました。
そして、撮影をしながら、私自身が思わず笑顔になっていることが多々ありました。
そうやって、周りの人たちに幸せや優しい気持ちを運んでくれるので 「姫と王子たち」 というタイトルにしたのです。いよいよ、スタジオでの最終仕上げに入ります。

梅の花が香る    [製作日誌]

お向かいの家の 「紅梅」 も、ご近所の 「白梅」 も、咲いています。
今日は風が強かったけれど、日によっては梅の花が香って立ち止まる季節です。
天気予報通り朝から日が差して洗濯物が気持ちよく乾きました。

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我が家の庭には梅の木はないので借景!

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枝ぶりの整っているものもあれば、自由にのびのびしているものもありますね。
植木屋さんの好みというか、手入れの仕方でずいぶん雰囲気が変わるものなのだなぁ~と思います。人間もそうかもしれませんね。形にこだわる人もいれば、のびのび自由人もいますね。

今日も重くて動かない編集ラインを立ち上げて確認作業をしました。
というのも、長いインタビューを取り込んだ時に2GB弱のファイルに自動保存されてしまうので、インタビューの途中で切れているものがないか、確認しました。
最初は長いインタビューをそのまま使っていますが、そのうちに短く編集したり、削除したりしているので問題はないと記憶していたのですが、確認をしました。

まだ、材料は届きません。明日は見切り発車で最後のスチール写真の撮影をするつもりです。
テロップの原稿も、クレジットの原稿も完成させて、スタジオに添付ファイルで送るつもり。
パソコンのない時代だったらパニックになっていたと思います。(以前はテロップは写植屋さんに外注するものだった。)
きちんとしたい性格の私としては、ここまで粘って見切り発車というのは残念で仕方がないのですが、相手のある仕事ではどうにもなりません。

腹を括る    [製作日誌]

相変わらず編集がうまくいかず、悪戦苦闘の日々を過ごしています。
なにしろ編集ラインが重くて立ち上がらないのです。
頂いたアドバイスを試すこともできません・・・。

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そんな私の気持ちとは裏腹に、どんどん花の数を増やしている 「エンゼルランプ」 
室内で咲いているので色は薄いけれど可愛い!
花を咲かせているのは2鉢の内の1つ。
もう1鉢はアブラムシに花芽をダメにされてしまいました。
気が付くのが遅かった!と反省しつつ、元気なのでどのタイミングで花を咲かせてくれるのかなぁ?とも思っています。
植物は逞しい! その逞しさにあやかりたい!

何時間もかけて1カットを足すことにエネルギーを使うより、ナレーション原稿や文字情報をきちんと詰めて、未処理の編集がスタジオの本編集でスムーズに進むように準備を整えた方が良いに決まっている!と腹を括りました。

グラフを入れてほしいという要望があって、その数字を送ってほしいと頼んでいます。数字が手に入らなくては先には進めません。
ナレーションや文字情報を入れてある構成案を送って校正もお願いしているのですが、なかなか返事がきません。素人の私では気づけない間違いがないともいえないので、根気よくプッシュして返事を待ち続けるしかありません。
幸いなことに、今回はいつもより本編集のスタジオを多く抑えてあります。考え方を変えれば幸運な判断をしていると言えます。完成まで、もう少しがんばります。

編集環境を整える    [製作日誌]

子供たちを撮影することになってHDVカメラを新規購入し、何かする度に戸惑うばかり・・・。
ダウンロードしプリントアウトした取扱説明書を片手に、ビクビクしながら、緊張しながら、作業をしています。疲れが半端じゃない!

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ずっと引き籠って作業をしているので、アップする画像がありません[もうやだ~(悲しい顔)]
これは、10月の名古屋ロケの時に撮ったルーセントタワービルのイルミネーション。
今頃はあちこちで[クリスマス]クリスマスイルミネーションですごいのだろうなぁ~。
この日は雨模様だったので、青い明かりがとっても寒そうに感じたのは私だけでしょうか? 
省エネは大事なことだけれど、寒そうなのはどうなのかな・・・。

今迄にも散々いろいろなことを試みて挫折している素材の取り込み。でも、最後のチャレンジを今夜してみようと思っています。
きっとうまくいかないだろうなぁ・・・。でも、ダメだと分かることも重要なのだ!

私の購入したカメラはSDカードにW録画できます。長い撮影でも、次のSDカードへ連続して録画できるなんて便利~!と思ったのですが、今回の長い映像が切れて保存されてしまうことの対策として、少しずらしてW録画をスタートさせると、その切れた部分を補えるのだそうです。
その説明を聞いて、目から鱗! 「へぇ~」 と思っています。
どんどん進む世の中に付いていけなくなっています。そろそろ引退ですね。

大どんでん返し!    [製作日誌]

昨年の12月に打ち合わせをしてスタートした、今仕上げ中の作品。
実際に撮影がスタートしたのが6月18日で、打ち合わせの時点で1月29日の完成試写会が決まっていて、ずっと追われるように仕事をしてきました。
で、ここにきて完成試写会が中止になり、しばし頭がぼーとしていました。

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2階の部屋に置いている満開の 「シャコバサボテン」 です。
たくさん咲いているので、たくさんの方に見て頂きたいのですが、さすがに外の寒さには耐えられないかな・・・と。
暖かい日には外に出す等、きめ細やかにできればよいのですが、うっかりすれば仕事に夢中になって入れ忘れる可能性が大なのです。

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スチール撮影の打ち合わせのためにお邪魔したミッドタウンの富士フィルムフォトサロン。
開催されていた 「第19回 写真家達によるチャリティー写真展」 のギャラリートークで示されたこの数字。
昭和22年は20万で、平成26年は2080。
この大きな違いのある数字が何を示しているか? お分かりになるでしょうか?
私は偶然にも最近の数字として3000以下というお話をお聞きしていたので想像できました。
なんと、1年間に乳幼児(1歳未満)が亡くなる数です。戦後の栄養失調がどんなに多くの幼い命を奪ったかが分かります。

完成試写会は延期になったけれど、私は粛々と仕事をしていこうと思っています。
17日は名古屋でのスチール写真撮影。私は立ち会えないので、詳しいメモを作り添付ファイルで送りました。昨日の好天のように、名古屋での撮影も運が応援してくださいますように!

なんとか撮影を乗り越えました! [製作日誌]

先週の日曜日にぎっくり腰になってしまい、接骨院に通いながら、できるだけ安静に過ごしていました。ビクビクしながらゆっくりと動いて金曜日は都内のロケ。
土曜日から愛媛ロケに出掛け、なんとか撮影を終えて無事に自宅へ戻ることができました。

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行きに乗った飛行機は手前にちょっと写っている飛行機。
晴天に恵まれ、愛媛は上着の要らない暖かさでした。

今回のロケは、医療的ケアの必要な子供たちを中心に撮影している作品の最後のロケでした。
戦後すぐに誕生した方で、すでに亡くなられている方なのですが、最後まで皆さんに大切にしていただいて生き切った方のご両親にお話を伺うというものでした。
90代後半になられているご両親はとても柔和なお顔をしておられて、ゆったりとした伊予弁で話してくださいました。その話はまるで絵が浮かぶようなお話で、お子さんとの一瞬一瞬の時間が心に刻まれているのだなぁ~と思いました。
インタビュー撮影の後、親子で歌を歌いながら散策したという海辺を撮影。
とても静かな海でした。

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帰りの飛行機の時間ギリギリまで、今回の作品のプロデューサーでもある社会福祉法人むそうの代表戸枝陽基さんのインタビュー撮影をしてクランクアップとしました。
なんとか無事に撮影を乗り越えられてほっとしています。
私は松山に一泊して、「シネマルナティック」 に顔を出して戻ってきました。

まだ、急に動くと危険な感じですし疲れもありますが、自宅まで無事に戻れたのでミッションを果たした感じです。明日からは編集の日々。チラシ作りもあるので、一つ一つ乗り越えていこうと思っています。

ブログを更新できないまま、心優しいコメントをくださった皆さん>
nice!をしてくださった皆さん>ありがとうございました!
少しずつ、以前の更新ペースを取り戻していきたいと思っています。

今日も編集をしています    [製作日誌]

6月に撮影がスタートしたNPO法人の仕事。確か打ち合わせは昨年の12月だったような・・・。
なかなか具体的に動き始めず、でも、上映は2016年1月29日と決まっています。
気の小さい私は間に合うのかハラハラし通しなのです。

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プレッシャーを感じているところに、更なるお願いで10月25日に見せるための映像を編集しています。発注する側には、これこれを見せたいという思いはなく、最近の様子を見て貰いたいというニュアンス。これが案外難しい!
という訳で、ずっと、編集作業をしています。

さらっと見て頂くために音の調整が重要で、音を嵌め変えたり、レベルを上下させたり、声の部分だけを移動したり、見えない仕事が結構多くあります。
文字情報を入れてほしいと言われた記憶はないのですが、映像だけでは分かりにくいところを補いたいと思っています。ナレーションをわざわざ録って貼り付ける時間はないので、その方法しかありません。

一通り繋いで(本編で手間の掛かる編集をしそうな部分には手を付けず)これから細かい作業に入ります。どの位の長さになるかだけ、早めに伝えないと当日の段取りがしにくいと考えました。
長さを連絡したら、あとはコツコツと作業を重ね、なんとか月曜日には目途が付くところまで持って行きたいと思っています。

火曜日はこの日しか撮れない内容なので随分前から撮影が決まっています。他にも、まだまだ撮りたいと思っていることがあるのですが、編集作業のために動けない日ができて、撮影計画も仕切り直しになっています[もうやだ~(悲しい顔)]

高田世界館特別バージョンの編集    [製作日誌]

『旅する映写機』 の次回作の撮影は、ほぼ終了しているのですが、そこで足踏み状態が続いていて動けずにいます。
次回作は映写技師さんを中心に構成を考えています。

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日本で一番古い映画館と言われている 「高田世界館」 のフィルム映写を担当している久保田定さんは、80歳を超えておられる大ベテランです。若き支配人の上野迪音さんはフィルム映写の見習い中です。

2015年3月14日は北陸新幹線開通を祝って、大林宣彦監督が 「高田世界館」 で講演をされ、『転校生』 のフィルム上映がありました。
1回きりの上映なので10~15分くらいに分かれて届くフィルムを、そのまま交互に上映する “玉掛け” と呼ばれている方式で上映するというので、貴重な機会だと撮影に伺いました。
大林宣彦監督には 『旅する映写機』 のパンフレットに原稿を書いていただいたので、そのお礼を直接申し上げたいとも思いました。

大ベテランの見事な映写を撮影するつもりで出掛けたのですが、なんと、映写早々に映写機のベルトが切れるという大事件が起きてしまいました。20年に1度起こるか起こらないかのトラブルです。
映画を観ていた皆さんは気付かなかったと思いますが、映写室は本当に大変なことになっていました。何しろ、撮影を止めて、一時は私自身が下のリールを手回ししてフィルムを受けていたくらいですから・・・。

そして、今月10・11日に 「高田世界館」 などを会場に映画鑑賞団体全国連絡会議主催の 「上越フェステイバル」 が開催されます。その場で有難いことに次回作の宣伝をするチャンスを頂きました。今日は、そこで上映して頂く 「高田世界館特別バージョン予告篇」 の編集をしていました。
朝からずっと編集をしていて、頭が酸欠状態になってきたので終わりにしたところです。
明後日は撮影があるので、明日中にほぼ形にしたいと思っています。

雨の日の撮影    [製作日誌]

随分昔の話ですが、我が家にホームステイしたカナダの青年が日本のアニメの大ファンで、「わたしはあかいぶたをみました」 と言うので、一瞬考えて 「紅の豚ですね?」 と応じたことを思い出しました。

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雨に濡れた 「千日紅」 です。
長い間、赤い色が褪せないことから 、この名が付いたそうです。
ドライフラワーにしても、赤い鮮やかな色は長い間保たれるそうです。

今日は都内で撮影。
幼い子供たちを撮る時は三脚を使わず手持ちで撮っています。
カメラを気にする子もいますが、ほとんどの子がもう慣れてきてカメラを意識しません。
今日は撮影NGのお子さんが居なかったので、気にせずに広い絵を撮ることができました。
誰かが泣いている、誰かがいたずらをしている、誰かがたん吸引をしている・・・。そんな賑やかな朝の風景を撮ることができました。

今日はインタビュー撮影がメインだったので三脚を持参して、時間が空くのを撮影しながら待っていました。でも、仕事が終わりそうにないので、時間を戴いてインタビュー撮影。
段々色々なことが分かってきました。
事前に丁寧に調べて撮影に入る方もいらっしゃるのですが、私はあまり勉強せずに撮影しながら色々理解をし、自分自身が感心を持ったことを次に撮るという方法で撮影を進めています。
一つ一つ理解して一段一段階段を上るように撮影をしています。作品を観る人の多くも私と同じように、関係者でない限り何の知識もないまま作品に出会うので、同じように段々理解していく形でよいのではないかと思っています。

今日は大ベテランの看護師さんにインタビュー。大学病院の救急救命を経験し、今は訪問看護師として働きながら、若い人を育てることにも心を砕いている方。話の一つ一つがとても具体的なのが魅力でした。
帰りは雨。荷物が多すぎて傘を差さずに駅まで歩きました。

明日は浅草でヨーガの勉強会。
頭の切り替えをして、翌日の上映会に参加したいと思っています。

『小さな町の小さな映画館』 の上映があります!
2015年9月26日(土) 15:00~ 17:00~
場所は、多摩市豊ヶ丘1-11-1 ダイニングバー・モンキーランド
詳細は ↓ こちらを参照してください!
http://taenoha.com/

名古屋・沖縄・都内ロケ、無事に終了しました!    [製作日誌]

医療依存度の高いお子さんたちを中心に撮影をいているNPO法人の作品。
タイトルは未定ですが、来年1月29日に上映が決まっています。
今頃は編集に入っていなければならないのに、まだまだ撮影を続けています。

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20代のAさんは、グループホームで暮らし作業所で働いています。
生まれた時は管が繋がられていて、お母さんは抱くこともなかなかできなかったそうですが、今回はヘルパーさんと一緒に沖縄旅行にチャレンジです。
余裕で到着した名古屋空港は雨でした。

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晴天の沖縄が見えてきました。
今回サポートに入ったYさんが雨女だそうで、晴れ女の私と勝負をすることに!
沖縄では私の勝ちだったようで連日[晴れ]

チリで大きな地震があって、1日くらいで沖縄にも津波が到着というニュースを知ってびっくり!
今日中に海に行こうということで海辺に。
サンゴ礁の海は 「足が痛いよ~」 ということで、グラスボードに乗ることにしました。
美しい海と魚を夢中で見ていたのはヘルパーのAさんの方でした(笑)
沖縄は初めてだそうです。

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沖縄料理を堪能した翌日は、Aさんのリクエストで 「美ら海水族館」 へ出かけることに。
イルカショーを見たり、食事をしたり、ゆっくり過ごして、琉宮城蝶々園、北谷経由で、今回の旅のメイン浦添のライブ会場へ。

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実はAさんユキヒロさんの大ファン。
名古屋で催されるユキヒロライブには必ず出かけています。
今回はユキヒロさんの地元・沖縄でのライブに合わせて旅行を計画しました。

名古屋のライブでは飛んだり跳ねたりノリノリのAさんなのですが、いつもと違う会場でお客さんたちも違うので、ちょっと乗り遅れてしまった感じ。
でも、それも重要な情報だよなぁと、8時から11時までのライブを2台のカメラで撮影。
地元の知人に運転と撮影をサポートして頂きました。感謝!

撮影が終わってホテルに到着したのは12時過ぎ。
すぐにテレビを付けて国会中継を見たのですが、その頃、Aさんはライブ会場での不完全燃焼をホテルの部屋で爆発させていたそうです。
撮影できず残念ですが、そういうものなのですよね・・・。

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翌日は公設市場などで買い物を堪能。
お土産を買うのに迷って迷って、それも楽しそうでした。
帰る日になって、沖縄に来ていてお土産を買うという現実がハッキリしたのかもしれません。

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少し早目に那覇空港に到着できそうなので、滑走路に入て来る飛行機が間近に見られるという瀬長島の橋の上でスタンバイ。
轟音と共に飛行機が近づいて来る様子に大喜びしていました。
大喜びする姿を画像で紹介できないのが残念ですが、とっても楽しそうでした。
携帯のカメラで写真は撮ったのですが、ここでも一番の笑顔を撮り損ねております・・・。

体調を心配しておりましたが、予定していた、試写、名古屋・沖縄・都内の撮影を無事に乗り越えることができました。次の撮影は24日、29日・・・と続く予定です。

出発前に 「メイシネマ上映会 2015初秋」 のハガキが届いたので急いでアップして出かけました。上映日は明日22日です。どうぞ、ご予定のない方はお出かけください。
留守中にブログを訪問・nice!してくださった皆さま>ありがとうございました!

金沢ロケから無事に戻りしました!    [製作日誌]

予定した撮影を無事に終えて、金沢から戻りしました。
たくさんの方々にご協力いただき、望んでいた撮影ができましたことに感謝申し上げます。

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太鼓をデザインしたという金沢駅のモニュメント。
記念撮影する人続出のためか、三脚を立てることや自撮り棒使用の注意書きがありました。まぁ、ドキュメンタリーでモニュメントだけ撮っても仕方がないので撮影はせず。

今回の撮影は、東京都世田谷区にあるチャイルドデイケアの運営母体 「NPO法人ふわり」 の企画。気管切開や胃瘻をしているなど医療依存度の高いお子さんたちの存在をご存知でしょうか? 医療と福祉と教育の連携の必要性を訴え、実現させたいという企画です。

撮影対象のご家族は随分前から実家のある金沢に行っていて、私はお盆を終えてから移動したので、初日はホテルにお迎え頂いて撮影がスタートしました。
初日の撮影は、「どんな障碍のお子さんでも預かる!」 という方針の元、1974年にスタートした 「ひまわり教室」 の撮影でした。
個性的なお子さんが、それぞれのペースで過ごしていて、居心地の良い場所でした。

もう一つ撮影希望していたのは病院。産科もありNICU(新生児集中治療室)もある 「金沢医療センター」 です。
ギリギリで撮影許可を正式に頂くことができて撮影することができました。大きな組織になればなるほど、撮影をお願いして実現するまでのハードルが高くなります。撮影の意義を感じてくださってご協力いただいたお陰だと感謝しています。

撮影自体も疲れますが、戻るとあれこれ対応しなければならないメールなどがあり、疲れもピークに達しています。三脚と一緒に送った洗濯物が届いて只今洗濯中!
一休みしたら、サンフランシスコの報告を再開させたいと思っています。
留守中に nice! をしてくださった皆さん、ご訪問くださった皆さん、ありがとうございました!

明日は都内で撮影    [製作日誌]

明日は、自主製作の都内でのインタビュー撮影。
遠い遠い四国にいる台風の影響で、明け方から強い雨と風でした。
夕方には治まってきましたが、明日の天気を心配しながら撮影の準備を進めています。

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奥に写っているのが長年愛用している 「PD-170」。テープ方式で4対3で撮影しています。
手前が新しく購入した 「PXW-X70」
SDカード方式で、テレビと同じ少し横長の16対9でハイビジョン撮影をしています。
奥のカメラはバッテリーが装着されていないので小さく見えます。

同時進行で使うので混乱が少なく済むようにと、同じメーカーのカメラを購入したのですが、やはりいろいろ違いがあって、今日も準備をしながら、いちいち口に出して、その言葉を自分で聴いて確認しながら作業をしています。

写真では分かりにくいのですが、大きさは小さくなって、重さも軽くなって、体力のない私は助かっていますが、新しいカメラは寄るとピントが合いにくい感じで、撮りながら困惑することも・・・。
画角サイズの違いにも慣れていません。端に余計な物が写りこんでしまうことが多くて、それに戸惑ってカメラが揺れたりして[がく~(落胆した顔)] まだまだ学習ですとも言っておられないか・・・。撮影中に反省ばかりのこの頃です。

明日の撮影は、大ファンの 「メイシネマ」 の主催者である藤崎和喜さんのインタビュー撮影。
今まで、映写技師さんを中心に撮影を進めてきましたが、片方ではその時代時代の映画の見られ方にも関心が向いています。
長年ドキュメンタリー映画の上映を続けている藤崎さんが、いつもチラシン書いている “映画を見よう! みんなで映画会!” のお気持ちをお聞きしてきたいと思っています。
映画を見る楽しさと、見せる楽しさは、別の物でしょう。

若い人たちを中心に起こっている、手作りの小さな上映会のステキさ! それらは子供たちを対象とした映像製作のワークショップに発展したり、地元で製作された作品を地元のみんなで観る機会になったりしていくのではないか、そんなことを考えながら、今後、映画はどのように生き延びていくのかを考えています。

7月11日の撮影     [製作日誌]

自主製作ではなく、久しぶりの頼まれ仕事をしています。
9日から12日まで名古屋で撮影の予定を変更して、7月11日に撮影したのは 「全国医療的ケア児者支援協議会」 キックオフミーティングでした。

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画像は、健気に日々咲き変わる 「サフランモドキ」 です。

医療の進歩により、以前は助からなかった命が助かるようになり、管だらけの赤ちゃんと対面することになる親御さんたちがいらっしゃいます。
初めての子育ては緊張の連続。それが更に医療的なケアが必要で、わが手に抱くこともできず、次々に医療的な判断を迫られる親御さんたちがいらっしゃいます。
まだ、統計が取られたことがないので、実際の人数は分からないそうですが、確実に増え続けています。7月11日、私が撮影に伺った時にも、たくさんのお子さんとその親御さんが参加されていました。
当日の募集情報→http://www.florence.or.jp/news/2015/06/post1325.php

気管切開をし胃瘻をしている医療的ケアの必要なお子さんたちが、幼稚園や保育園に通おうと思っても、家族か看護師が付き添うことが求められるそうです。そして、それらの団体生活の体験がないと小学校へ入学することも難しいとか・・・。

医療と福祉と教育と、それぞれの省庁が縦割りになっていて、これから育っていく子供たちの前に立ちはだかっています。ささやかながら、それらの撮影に関わり、少しでもお役に立てれば・・・と思っています。

今日はいつもの 「水曜ヨーガ」 でした。
高齢になると段々足が曲がってきます。今日は膝の裏と股関節を伸ばそうと、「鷺のポーズ」 「V字バランス」 「開脚」 のアレンジ4種などを行いました。
「一人じゃ、こんなことしないものね」 「なんだか、伸びた気がする」 というお言葉を頂いて、冷房の効いた和室でのびのびヨーガをしてきました。感謝!

深谷でフィルム上映の撮影    [製作日誌]

「鈴木映画」 の鈴木文夫さんは、ホール上映 (映画館ではない) の映写をして60年近くになろうという方で、映画の歴史と共に仕事をしてされてきた方と言えると思います。
その鈴木文夫さんがフィルム上映をされるというので撮影させて頂きました。

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フィルム上映は 「ふっか祭」 というイベントの一つとして催されました。
今や、フィルム上映はフィルムを手に入れること自体が難しい! 上映された 「祇園祭」 は、京都でも祇園祭のシーズンにしか観ることができないという “幻” と言ってよい作品だそうで、167分の大作です。
出演は、中村錦之介、岩下志麻、田中邦衛、三船敏郎、渥美清、北大路欣也、高倉健、美空ひばり・・・となれば、映画ファンの方には堪りませんね。

前日の午後から仕込を始めるというので、会場に早めに着いて待ち伏せ(笑)
機材を積んだトラックでスタッフさん二人が到着。鈴木さんは奥様と一緒に電車で会場入りされ、到着と同時にきびきびとセッティングが始まりました。
会場となった 「深谷市民文化会館」 には、映写室も、スクリーンも、あるのですが、長い間使われていないい映写機でパワーも小さいこと、スクリーンも舞台の奥にあり小さいことから、まずは14mの大スクリーンを舞台の2メートルくらいの位置に作ることから作業開始。
黒幕で縁取りをし、大きくて見事なスクリーンが完成!

映写室は親子鑑賞室という会場2階の一番奥の部屋に設置しました。椅子の上を渡すように台を設置して、その上に映写機を2台置きます。重い映写機を二人で持ち、階段を上がります。
さすがに鈴木さんはノータッチでしたが、フィルムなど持てる物を運んで汗をかいておられました。3階の調音室にコードをつなぐなど、会場に併せて知恵で対応していきます。
今までのたくさんの実績が生きてきます。
鈴木さんは 「毎回、毎回、反省さ!」 と笑顔でおっしゃっていました。
良い映写を! 良い映写を! と工夫と努力を続けてきた鈴木さんのこの言葉!
今年、誕生日を迎えると79歳になられる鈴木さんのこの言葉! 尊敬! 感激!

今回の上映に 「深谷シネマ」 の竹石館長も関わっておられて、お手伝いに来ておられました。
仕込の撮影終了後、「深谷シネマ」 に久しぶりにお邪魔しました。蔵を改修して造られた 「深谷シネマ」 はとてもオシャレ!
単館の映画館がどんどん減っている中、新しく誕生した映画館があることが嬉しい!
なかなか、経営は大変のようですが、周りの蔵にもお店が出店したりして、酒蔵跡地がステキな空間に育っていっていることを実感しました。

高田世界館の撮影    [製作日誌]

明治44年に建てられた 「高田世界館」 は、日本最古の映画館だと思います。
映画館として続いていても、建物も当時のままというところはないでしょう。
それも、当時でいうならハイカラで贅沢な建物なのです。

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外壁は修繕されてきれいになっていますが、中に入るとヒビが目立つところもあります。
新しく建てるより手入れをし続けなければならないので、大金が掛かります。でも、お金の計算だけで壊してしまうには惜しい、天井も、2階のカーブも、洋風の柱も、美しい映画館です。

高田世界館の情報はこちら ↓
http://www.baba-law.jp/sekaikan/

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北陸新幹線開通を記念して、大林宣彦監督の講演とフィルム上映があるということで、長年使われている映写機もメンテナンスされていました。

3月12日に伺うと、『旅する映写機』 に登場される大ベテランの加藤元治さんと映写機修理の継承者・永吉洋介さんが、上映に間に合うように調整をしていました。

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2台ともランプハウスが新しくなりました。
作業中に天井裏にある排気管のファンが壊れていることが分かり、排気管を撤去して、直接、室内に排気する方式に変更したそうです。
太い排気管のない映写機を、私は初めて見ました。
もちろん、高熱の出る部分なので、いろいろな工夫をされたことと思います。
レンズも交換し、マスクの調整など、ずっと、二人で作業をしておられました。

今回のロケの目的は、大ベテランの映写技師・久保田定さんが、若き支配人の上野迪音さんに映写技術を伝授するところを撮るというものでした。
撮影のチャンスがあったら・・・と連絡していたのですが、久しぶりにフィルム上映があるという連絡を頂き出かけました。

3月14日は、大林監督の講演に併せて 『転校生』 が上映されました。
1回しか上映しないので、いわゆる “玉掛け映写” でした。
フィルムをつなぐことをせずに、届いたままの玉の状態で、2台の映写機で交互に映写します。
前日に久保田さんと上野さんのやり取りは撮影できたので、今日は久保田さんの貴重な “玉掛け映写” を記録しようと思っていたのですが、なんと、映写が始まると同時位に映写機のベルトが切れてしまいました。
溢れるフィルムを手早く下のリールに巻き取ったものの、そのまま、手動で巻き続けなければならず、ひとまず私がその役を担当。撮影どころではありません。久保田さんは切れたベルトの修理に取り掛かりました。
上野さんは、もう1台の映写機の切り替えなどの作業をしなければなりません。フィルムの捲きが大きくなればなるほど重くなるので、もう一人助っ人を頼むことになり・・・と、映写室は大変なことになっていました。

切れたベルトは使い物にならず、他で使っていたベルトを同じ長さに切り、錐で穴を開け、そこに金具を通して、止まっている間に (隣の映写機の回っている時間は12・3分) 修理をするという大緊張の時間!
それを何とか乗り越えて、ほっとしたら、なんと1巻だけ “裏捲き” だったのです。慌てて対処するという、撮影チャンスに恵まれたというのか、どう表現して良いのか分かりませんが、フィルムを架け替える間、館内は真っ暗になり、昔の映画館上映の再現のようになりました。
見事な “玉掛け映写” を記録するはずが、思いがけない記録を撮ってしまいました。
それにしても、最後まで映写できたのですから “映画の神様” がおられたのだと思います。

今日は朝から晴天で、気温もぐっと上がりました。
布団を干し、シーツや布団カバー・枕カバーを一気に洗濯して、ベランダはすごいにぎわいに[わーい(嬉しい顔)]
[晴れ]は有難い!